ビオチンって、みなさんご存知ですか?
なんだか聞きなれない名前ですよね。
しかし、サプリメントには良く配合されているお馴染みの成分でもあります。
ビタミンB7と言うとイメージしやすいでしょうか?
脂質や糖質やタンパク質など、体の健康を保つのに不可欠だけれど
摂りすぎると太ってしまうような、厄介な栄養の代謝を助けてくれる、そんな働きがあります。
今回はこのビオチンについてクローズアップしていこうと思います。
ビオチンって?
まずビオチンとは何か?についてです。
上に書いたように、ビオチンはビタミンの一種で、
体の健康を促進する手助けをしてくれる成分です。
代謝を上げる他にも、酵素の働きを活発化させたり、
皮膚の炎症を抑えたり、筋肉痛を緩和したりといった効果があります。
また、女性に嬉しい美肌や、髪をツヤツヤにする働きもします。
ビオチンは、腸内で善玉菌が作り出す成分なので、
腸内環境が整っていると自然とビオチンの量も増えて、体を健康に保つことができます。
ビオチン欠乏症って?
ビオチンは、体の中で自然に作られるもの。
しかし、欠乏症になってしまうこともあるのです。
では、欠乏症になるのはどんな時かというと、抗生物質を飲んだり、
過度なダイエットや過食で腸内環境が崩れたり、喫煙や飲酒によって
ビオチンを使いすぎたり、吸収されなくなったりする場合です。
また、乳製品、卵白、キムチなどの食物の摂りすぎでも
ビオチン欠乏症が引き起こされます。
最近では、大気汚染がビオチン欠乏症の原因になっているという話もあります。
では、ビオチンが欠乏するとどうなるか?というと、
歯周病や糖尿病、代謝障害や気管支性喘息などを引き起こしたり、
あるいは悪化させてしまったりします。
ビオチンは、普段意識することは少ないかもしれませんが、
実は体にとってとても大切な成分なのですね。
ビオチンについてはこちらの記事もご参考に!
ビオチンの効果
では、ビオチンの効果についてみていきましょう。ビオチンは、前に説明したように皮膚炎を抑える効果があります。
そのため、アトピー性皮膚炎にも効果があるとされています。
というのも、ビオチンはアトピー性皮膚炎の原因となるヒスタミンの生成を抑える効果があるからです。
同様に、ニキビや肌荒れにも一定の効果を示します。
また、育毛作用や白髪を減らす作用もあるとされています。
髪の毛を作る材料であるアミノ酸を確保してくれたり、
髪の毛をツヤツヤにするコラーゲンの生成を助けてくれるからです。
逆に言うと、ビオチン不足が白髪など髪のトラブルの原因となるようですね。
ビオチンはダイエットにも効果がある?
髪の毛や皮膚を健康にしてくれるビオチンですが、
ダイエットにも効果があるようです。
というのも、ビオチンは代謝を上げてくれるから。
ビオチンを摂取すると、特に糖質や脂質の代謝が上がるため、
太りにくい体作りにつながります。
実際、ビオチンを服用した人の体験談として、「リバウンドがしにくくなった」
「ほどよく筋肉がついて健康的なダイエットができた」という話が見られます。
また、ダイエット中は食事制限によって肌トラブルが起きたり
髪がパサついたりしてしまうものですが、
この肌荒れや髪のパサつきもビオチンが抑えてくれるのです。
ビオチンが含まれたサプリメントはたくさんありますし、
ダイエット中は積極的に摂取して体の内側からキレイになれるといいですね。
このように、ビオチンは体の外も内も整えてくれる、まさに魔法の成分なのです。
ダイエット中・白髪や脱毛で悩んでいるとき・肌荒れがひどいとき……
もちろんそうでない時も、ビオチンは体の健康に役立つ効果を発揮してくれます。
みなさん、ぜひその効果を試してみてくださいね。