忘年会や新年会などお付き合いでお酒を飲む機会が増えることがありますよね。
お酒が強い人でもついつい飲み過ぎて、翌日に二日酔いになることも。
二日酔いは気分が悪くなるというものもありますが、
多くは頭痛が起きることが多いです。
でもどうして二日酔いで頭痛が起きるのでしょうか?
冷やすと良いといわれるのはどうしてでしょうか?
二日酔いで頭痛が起きる理由は?
お酒を飲み過ぎた時、二日酔いで頭痛が起きますよね。
でもどうしてお酒を飲み過ぎて頭痛が起きてしまうのでしょうか?
お酒によって頭痛が引き起こされる原因は、実は様々あります。
まずひとつめは、お酒を飲むことでアセトアルデヒドが生成されてしまうことによるものです。
アセトアルデヒドは、体内でアルコールを分解する時に生成されるもので
頭痛の原因のひとつです。
ふたつめは、脱水症状で起きてしまうものです。
お酒は利尿作用があり、たくさん水分をとっているようで
尿から大量に体内の水分が排出されてしまい脱水症状となってしまいます。
お酒を飲んだ翌朝にのどが渇いた感じがするというのは、
脱水症状の兆候でもあるのです。
そしてもうひとつの原因が、アデノシンによるものです。
お酒の中にはアデノシンという物質が含まれていて、
ある程度であればリラックス効果になりますが摂りすぎてしまうと血管を拡張してしまいます。
血管を拡張させ過ぎてしまった場合に、
血管が炎症を起こしてしまい頭痛になってしまうのです。
二日酔いの対処は冷やした方がいい?
では、二日酔いになった時にはどのような対処が良いのでしょうか?
二日酔いの原因によってもその対処法は違いますが、
ズキズキとする頭痛の場合には冷やすのが効果的な対処法とされています。
というのも、二日酔いによる頭痛の内ズキズキとするタイプの頭痛は、
血管が炎症を起こしている場合のものです。
つまり、アデノシンによる頭痛です。
アデノシンは血管が拡張しすぎて血管の炎症を招いているため、
炎症と拡張を抑えるためにも血管を収縮させることが頭痛の対処法になるわけなのです。
血管を収縮させるのに一番簡単なので『冷やす』ということ。
そのため、二日酔いの頭痛には冷やすのが効果的ともよく言われるのです。
二日酔いについてはこちらの記事もご参考に!
冷やすといい場所と冷やし方は?
では、どのように冷やしたらいいのでしょうか?
頭痛がするから頭を冷やす?
と思われがちですが、冷やす場所は頭ではありません。
二日酔いのズキズキ頭痛の場合、冷やすのは首です。
首には太い血管が通っていて、
この血管を冷やすことで血液も冷やされるために血管の収縮につながるのです。
冷えピタのようなものでもいいですし、
氷水を袋に入れてタオルで巻いたものを首元にあてておくというのでもOKです。
冷やす以外の対処法は?
ズキズキ頭痛の場合には、冷やすというのが効果的ですが
それ以外の原因で起きた頭痛の場合にはどのような対処法が好ましいでしょうか?
カフェイン飲料を飲む
ズキズキ頭痛では、冷やすというのが効果的ですが
カフェインの入った飲み物を飲むことも効果的です。
というのもカフェインには血管を収縮させる働きがあるために、
ズキズキ頭痛の対処に効果的なのです。
スポーツドリンクを飲む
のどの渇きとともに頭痛を感じる場合には、
脱水症状によるものの可能性が高いです。
そのため、脱水症状にならないために水分補給をする必要があります。
電解質などが含まれた経口補水液が水分補給に効果があります。
二日酔い対処の薬などを飲む
アセトアルデヒドはアルコールを飲んだら生成されてしまう物質であり、それを直接体の中から除去するのが難しいという厄介な物質です。
そのため、アセトアルデヒドは体内から出来るだけ早く分解させることが大切。
アセトアルデヒドの分解には、しじみなどの食べ物もありますが
それ以上に市販されている二日酔いの予防薬などを飲むことが効果的です。
まとめ
お酒を飲んだ後の頭痛にはいくつかの原因があります。
原因によってその対処法もかえた方が一番ですが、
アルコールによる二日酔いの頭痛はいくつかの原因が重ねっていることも多いです。
そのため、今回ご紹介した対処法を出来るだけ多く取り入れてみると
早めに頭痛の対処につながりますよ。