暖房の付いた部屋で、顔が赤くなったり、火照りを感じたことはありませんか?
顔が赤くなる赤ら顔」の原因は、敏感肌、冷え性、赤面症などが考えられます。

特に皮膚(角質層)の薄い人は、冬の寒さと空気の乾燥が皮膚への刺激になり、
赤みが出やすくなります。

また、間違ったスキンケアや不規則な生活、偏った食事、ストレスなども
肌のバリア機能を低下させ、皮膚の下の毛細血管の赤みが透けて見えやすくなります。

暖房がついている部屋で顔が赤くなるのはなぜ?

赤ら顔は冬場に起こりやすく、寒い外から暖房の効いた温かい室内に入ったときなど、
気温の急激な変化に伴い発生します。

これは、寒い時に収縮した顔の皮膚の毛細血管が、
温められることにより急激に拡張することで、顔に赤みを発生させるからです。


暖房による赤ら顔で悩む人は、男女問わず多いようです。

赤ら顔の原因は?

赤ら顔の原因は…
・敏感肌
・冷え性
・赤面症
のほか、
・ニキビによる長期の炎症
・ステロイドの長期利用
・間違ったスキンケア
・不規則な生活や食事
・ストレス
などがあります。

まず、もともと敏感肌であったり、ニキビの炎症やステロイド使用により
皮膚のバリア機能(肌表面が内外の刺激から肌を守ること)が弱くなっていると、肌に赤みが出やすくなります。

同様に、洗顔の際に刺激を与えたり、洗いすぎたり、保湿が不充分だと、バリア機能は低下します。
不規則な生活偏った食事睡眠不足ストレスなどもバリア機能の低下につながります。

また、緊張したときや怒ったとき、恥ずかしいときに真っ赤になってしまう赤面症。
これは、自律神経のうち交感神経が緊張することで、皮膚の下にある毛細血管が拡張し、
流れが滞りうっ血することにより、頬が赤く見える状態です。

ビタミンが赤ら顔に効果がある?

流れが滞り、うっ血した血管が皮膚から透けて見える状態が赤ら顔。
スキンケアで対策する方法として、血行促進作用のある基礎化粧品を使うことも有効です。

血流を促す作用のある成分はいくつかありますが、その一つがビタミンKです。
ビタミンKは止血のビタミンともいわれ、怪我をした際に血液をゼラチン状に固める働きをしますが、
同時に、血液が固まるのをおさえる物質の生成にも関係しています。

肌に直接与えることで、肌の毛細血管と静脈の組織を固くし、赤みを緩和させ、
血栓を取り除き、血流の循環を円滑にするため、赤ら顔くすみクマにも効果的です。

ただし、ビタミンK化粧品で一時的に血流を改善しても、
肌そのものの機能が改善していなければ、使用をやめた途端に赤みが出ることになります。

まずは肌本来のバリア機能を取り戻すために、正しい洗顔と、
しっかりとした保湿食事睡眠を心がけましょう。

赤ら顔専用のスキンケア用品は?

赤ら顔専用のスキンケアにも色々な商品がありますが、その一つが「しろ彩」です。

しろ彩は、赤ら顔の元になる毛細血管にアプローチする化粧水です。

フランス地中海から抽出した美容成分「海洋性エキス」が、拡がった血管へ作用します。

また、ショウガ根茎エキスなど、4つの和漢植物成分がめぐりを良くして肌を保湿し、
浸透型ビタミンC誘導体がニキビを予防、美白に働くほか、
セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンの3つの保湿成分が肌のバリア機能を正常にします。

また、有用な成分を肌の奥まで届ける独自技術である
多層浸透型バリアテクノロジー」により、高い浸透力を実現しています。

28日間・朝晩二回の使用で、86%に赤みの軽減が見られたのだとか。
また、アルコール・パラベンフリーなど、優しい処方となっているので、敏感肌でも安心して使いことができます。

赤ら顔の人がやってはいけないフェイスケアは?

マッサージをすると血流が良くなり、赤ら顔の改善にも役立ちそうですが、これはかえって良くありません
そもそも赤ら顔は、肌への刺激により、皮膚が薄くなっていることで
拡張した血管が透けて見えている状態なので、マッサージは肌を刺激し、悪化させる原因にもなります。

また、刺激の強い(洗浄力の高すぎる)石鹸も同じです。
肌を刺激しないよう、必要な潤いは残して余分なものだけをきれいに洗い流す、
低刺激の石鹸を使用してください。

刺激が少なく、泡切れのよい(洗浄成分を肌に残しにくい)天然成分の石鹸がおすすめです。

このように、たっぷりの泡で汚れを吸着するイメージで洗います。

すすぐときや、タオルで水分を取るときにも、肌を決して擦らないようにしましょう。

暖かい部屋で顔が赤くなるのを防ぐ方法は?

まず、規則正しい生活バランスの良い食事で、皮膚のバリア機能を正常に保つことを心がけてください。

また、正しい洗顔と、きちんと保湿することも大切です。
肌が健康な状態だと、角質層に水分を溜める厚みができ、
内外の刺激から肌を守るバリア機能が正常に働き、赤みが透けて見えにくくなります。

また、温度変化で毛細血管が拡張しても、
角質層に溜めた水分で皮膚温度を正常に保とうと働くため、火照りにくくなります。
そして、血行を促す働きのあるスキンケアも有効です。

その上で、暖かい部屋で顔が赤くなるのを防ぐ方法は…

  • 寒い時期には顔を冷やさないようにマスクやマフラーでガードする
  • 暖かい部屋に入る前に、手で顔を包んで温める
  • 日頃から冷え対策をし、身体(特に下半身)を温める

などがあります。

まず、肌の急激な温度変化を防ぐため、寒い時期にはなるべく顔も冷やさないように工夫しましょう。

また、身体は本来、「頭寒足熱」(上半身は涼しく、下半身が温かい)が健康な状態です。
冷え性の場合、これが逆に「頭熱足寒」になっています。
水分は常温かホットで補給する、温かいスープを摂る、
シャワーで済ませず湯船に浸かるなど、日頃から身体を冷やさないことが大切です。

まとめ

暖房のついた部屋で顔が赤くなるのは、寒い時に収縮した顔の皮膚の毛細血管が、
温められることにより急激に拡張することで、顔に赤みを発生させるからです。

顔が赤くなるのを防ぐためには、

  • 規則正しい生活
  • バランスの良い食事
  • 正しいスキンケア

これでバリア機能を正常にすることや、

  • 血行促進作用のあるスキンケア
  • 皮膚の急激な温度変化を防ぐ
  • 日頃から冷え対策をする

これらのことが有効です。