女性の深刻な悩みのひとつ、毛穴開き
特に小鼻に黒いブツブツがある状態を呼ぶ、
「いちご鼻」なんて言葉もあるくらいです。

毛穴が開き、そこに汚れが溜まってしまうと隠してばかりで、
堂々と人と話せなくなったり自信がなくなったような気がしますよね。

そんな毛穴の開きを治してくれるかもしれない方法「角質培養」を知っていますか?
今回は角質培養の効果や方法をお教えしましょう!

「角質培養」ってなに??

2016-03-26b

まず、「角質培養」についてお話します。
本当に毛穴の開きを治してくれるの・・・?気になりますよね。

角質培養の基本というのは、出来るだけ何もしないことなんです。
今まであんなに頑張ってスキンケアしてきたのに…?!
そう思いますよね。

でも実は、肌トラブルを防ごうとして頻繁に洗顔したり
毎日ピーリングや毛穴パックをする方がいますが、
これが角質層を薄くしてしまう原因になり、結果肌トラブルを招いてしまうのです。

この「スキンケアのし過ぎ」でバリア機能が落ちてしまった角質層を
健全に育てるために、「角質培養」という考え方が重要になります。

角質層が成熟するまで育てるためにすべきことは、
刺激を与えないことが何よりも大切。
最低限のスキンケアにとどめ、できるだけ肌に何もしないことです。

「角質培養」のやり方その1

では、何もしないといっても具体的にはどうやって「何もしない」のでしょう。
ここでは、化粧・洗顔・保湿・環境の4つのカテゴリーに分けて説明していきますね!

・化粧
化粧はしないのが理想。
でもそんなわけにはいかないので、
目元などにポイントを置き、極力薄めの化粧にしましょう。


これ、大切かもしれませんね!お肌を休ませる日、作りましょう♪

・洗顔
洗顔は、ゴシゴシこすらないことはもちろん、
刺激物の入っていない石鹸を選ぶようにしましょう。
できれば「合成界面活性剤」不使用のシンプルに作られた固形石鹸がオススメ。
スクラブ剤の入った洗顔料や、ピーリングは刺激が強いのでNGです!

泡立てる時は、洗顔ネットを使いキメの細かい泡をつくります。

ココでのポイントは、皮膚の上で泡を転がすように動かし、指の腹で優しく洗うことです。

クレンジングも基本的にNGなので、
石鹸で落ちる程度の化粧にするか、どうしても油分が気になるときだけ
部分的にオイルなどを使うようにしましょうね。

「角質培養」のやり方その2

・保湿
出来るだけ何もしないといえども「保湿」はとっても大切な要素になってきます。

アイテムについては、保湿能力の高い成分が配合された化粧水や乳液を選びましょう。
色々ある保湿成分の中でも、「セラミド」は角質培養には欠かせません!
セラミドは角質層で水分をキープする機能やバリア機能を持っているんです。


・環境
ここでの環境とは、紫外線や外気温などのことを指します。

まず、特に夏の紫外線対策は必ず行ってください!
化粧をするときは、SPF(紫外線防御指数)やPA(UVA防御指数)の表示のあるものを選びましょう。

ただし!厚塗りは肌への刺激が強くNG!
対策としては日傘を差したり帽子を被ったりして紫外線を予防してくださいね。

外と室内の温度の差が激しいときは、
衣服の着脱をし、できるだけ寒暖差を和らげるように調節しましょう。

角質培養についてはこちらの記事もご参考に!

「角質培養」で効果はあるの??

「何もしない」だけでそんなに効果が表れてくれるのでしょうか…。
まず、ネットの反応から見てみましょう。


このように、効果は賛否両論なんです…。

実際使用する化粧品によっても効果が違ってきますし、
何より、それぞれの肌質によって効果の出方・感じ方が違うのです。
長期間の角質培養で効果があらわれなかったら、自分に合っていない方法なのでしょう。

そもそも、角質培養は1,2か月で完成するものではありません。
なので、この間に肌の荒れや黒ずみが気になることもあります。

角質培養の効果として、
「余分なものをつけないので肌そのものが健康になる」ということが挙げられますが、
角質培養の途中でお肌が気になるのは
まさしく、お肌が健康になろうとしているときだからなんです。

まとめ

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「できるだけ何もしない」スキンケア、角質培養。
今まであれこれスキンケアを試してみた人からすれば、
そんな方法で本当に大丈夫?!と思うでしょう。

でも、今まで試してきたスキンケアがすべて「やりすぎ」な人であれば、
角質培養をすると逆に効果が出てくるかもしれません。

余分なものを使わずに肌を健康にしたい!という意味でも
1度試してみる価値はあるかもしれませんよ。

しかし、角質培養の効果には個人差があります。
割とすぐに効果があらわれる人もいれば、
1年たっても2年たっても全く効果がない人もいます。

これだけは「肌質」なども関係してくるので何とも言えませんが、
もし肌はかぶれてきたり炎症が起きたりしたら
早めに皮膚科を受診するようにしてくださいね!

角質培養で成熟した角質細胞が揃うと、ターンオーバー(新陳代謝)が正常になり
油分や古い角質が肌に留まらなくなるため、ニキビ等の肌トラブルが減ります。