肝斑というものをご存知ですか?
何やら肝臓の病気のように思われがちではありますが、
これはじつはれっきとした肌トラブルの一つ。
なかなか治りにくいため、多くの女性を悩ませています。
今回は、この肝斑についてとその原因、治療法についてまとめてみました。
肝斑とは何か?
では、この肝斑ってなんでしょう。
「斑」という文字が示す通り、これはシミの症状のことを指します。
しかもただのシミではなく、かなり治りにくいのです。
特徴は30代後半頃から現れ始めること、
そして左右対称に同じくらいの大きさのものが現れることです。
好発するのは頬骨のあたりなので、
このあたりに形のはっきりしないシミが出来ていたらほぼ肝斑だと思って良いでしょう。
また、額や口の周りにも出来る場合がある一方、
目の周りにはあまり発生しないとされています。
肝斑の原因って?
次に、肝斑の原因についてみていきましょう。
基本的に、原因となるのは紫外線です。
お肌の表皮細胞に紫外線が働きかけると、
色素細胞を活性化させるプラスミンという物質が作られてしまいます。
このプラスミンが色素細胞を刺激することで、
メラニンがたまり、シミになってしまうというわけです。
また、紫外線の他にも
ホルモンバランスの崩れが肝斑につながるという説もあります。
この場合、ストレスや経口避妊薬、あるいは妊娠などもシミの原因となるようです。
肝斑についてはこちらの記事もご参考に!
肝斑の治療法は?
では、治しにくいこの肝斑、一体どんな治療をすればいいのでしょうか?
じつは肝斑は、外科治療ではなく
体の内側から、薬を使って治すことができるのです。
この時に使われるのが、トラネキサム酸というアミノ酸の一種です。
トラネキサム酸にはプラスミンを抑制する効果があるため、
肝斑の治療に役立つというわけです。
効果を高めるためには、ビタミンCと一緒に摂取するのが良いとされていますから、
もしトラネキサム酸のサプリメントにビタミンCが含まれていなかったら、
ほかのサプリメントを併用するなどしてビタミンCも取るとよいでしょう。
このトラネキサム酸は、美容目的のサプリメントなどの他に、
歯磨き粉にも含まれている成分なので、体への影響は心配しなくても大丈夫。
普段使っているものだからこそ、安心して使用することができますね。
また、他に肝斑を治療するがある成分としては、L-システインが挙げられます。
これも、美白効果があるためサプリメントなどに含まれている場合が多いです。
しかし、L-システインは、過剰摂取は体に害になってしまいます。
もちろん、ある程度でしたら体から自然に排出されるので
過剰に心配する必要はありませんが、
どちらにせよ必要以上に摂取するのは避けた方が良さそうです。
トラネキサム酸やL-システインはシミを抑制し肌をきれいにする効果があります。
しかし、ホルモンバランスを調整する効果まではありません。
ですから、ホルモンバランスが著しく乱れていることが
シミの原因になっていると考えられる場合には、
婦人科などで治療を受けるのが好ましいでしょう。
L-システイン配合を摂取するなら?
L-システインはシミに効果的ですが過剰摂取は良くないということでした。
とは言っても、サプリなら普通は計算して入っているので
用法用量さえ守っていれば、まぁ気にする必要はないですよね(^_^;)
サプリなどから摂取するのであれば、こういうものがあります。
医薬品なので効果・効能も認められていて
効いているか効いていないかわからないサプリを飲むより
断然こちらを飲み続けている方が心強いですね(*^^*)
シミだけでなく、小じわにも効果があります。
この他にも肩こり・腰痛・冷え性など女性に嬉しい効果がたくさんあるのでお試しください。
肝斑を予防するためにはどうしたらいい?
シミを予防するのに一番良いのは、
紫外線をあまり浴びないようにすることです。
もちろん全く日光を浴びないというのも逆に害となってしまうのでいけませんが
屋外では日傘や帽子を使用するなどして紫外線対策をするのが良いですね。
日焼け止めも忘れずに塗りましょう。
また、あまりストレスを溜めこまない生活をすること、
ホルモンバランスを崩すような薬は必要以上に服用しないことも重要です。
このように、肝斑は治すのが大変ではありますが、
予防のできる症状でもあります。
しっかりと対策をするなどして、少しでもシミが起きないようにできるといいですね。