ハワイのお土産などでよく見る、マカダミアナッツ。
そのまま炒ったものも、チョコレートがついたものも香ばしくて美味しいですよね。
でも、このマカダミアナッツ、食用にしておくのは勿体ないんです。
あなたは、マカダミアナッツからとれる油が、ほうれい線やたるみ解消の
フェイスマッサージに最適だということをご存知でしょうか。
今回は、このマカダミアナッツオイルの効果と、そのマッサージ方法をご説明します。
マカダミアナッツオイルに含まれる脂肪酸とは
マカダミアナッツオイルは、「パルミトレイン酸」という脂肪酸をたくさん含んでいます。
このパルミトレイン酸は、人間の皮膚にも存在する脂肪酸で、
皮膚の老化を防いだり、新しい皮膚細胞の再生に欠かせないもの。
ですが、30歳から減少していく脂肪酸なのだそうです。
また、マカダミアナッツオイルは「オレイン酸」も多く含みます。
このオレイン酸は、普段料理に使うオリーブ油などにも含まれる健康成分ですが、
人間の皮脂にも含まれます。
このオレイン酸が不足すると、乾燥肌になりやすいことから、
保湿成分として昔からスキンケア用品に使われています。
特に、パルミトレイン酸は年齢と共に分泌が低下する傾向にあるので、
不足すると乾燥肌で小じわが多くなったり、ほうれい線がくっきり刻まれてしまう原因にもなり得ます。
この2つの脂肪酸がバランスよく含まれるマカダミアナッツオイルだからこそ、
スキンケアに効果が高いということで、最近注目を浴びています。
マカダミアナッツオイルの美容効果
そんなマカダミアナッツオイルですが、食べて摂取するのではなく、お肌に塗ってマッサージすることで効果を得られるというのは本当なのでしょうか。
マカダミアナッツオイルを肌に付けてマッサージしてみるとわかる通り、
肌にどんどん吸収されて、皮脂不足で乾燥しているお肌にすぐに馴染んでいきます。
この吸収スピードから、マカダミアナッツオイルは
「バニシングオイル(消える油)」とまで名付けられています。
このように、お肌への浸透力が高いために、皮膚の外側から修復を補助し、
乾燥によって荒れた角質層を正常に戻し、しわ、たるみなどを改善させると言われています。
このように、マカダミアナッツオイルは、もともと乾燥がひどく、
年齢よりも老けて見られるような肌質の人には、効果てきめんのマッサージオイルというわけですね。
ただ、もともと脂性の人は、皮膚からオレイン酸やパルミトレイン酸の
分泌過多な体質のために、そもそも外側からオイルを追加する必要がありません。
ですから、このマカダミアナッツオイルマッサージは、
乾燥肌の人のためのスペシャルケアだと思うと良いでしょう。
こちらの記事でもマカダミアナッツオイルについて詳しく説明しています。
マカダミアナッツオイルマッサージの方法
夜、お風呂上り、または洗顔後に1、2滴手のひらに取り、顔のお肌全体になじませます。
元々乾燥肌がひどい人は、化粧水を付けてから、オイルマッサージに入りましょう。
顔にオイルをなじませたら、そのまま顔全体を優しく中心から外側に向けて指でマッサージします。
この動きによって、顔の老廃物がリンパの流れに乗り、
たるみやほうれい線の改善も同時にできるのです。
あまりゴシゴシとこすると、皮膚の角質が傷む原因になるので、あくまで優しく、を基本にして下さい。
このまま就寝すれば、寝ている間にオイルがより浸透して、
皮膚の修復効果をたかめてくれるはずです。
べたつかないので、マッサージ後に洗い流す必要もありません。
また、マカダミアナッツオイルにアロマオイルを加えて、
より高い美容効果や、リラックス効果を高めることもできます。
顔に付けるなら、ビタミンCが豊富なローズヒップオイルなんかがいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マカダミアナッツオイルの乾燥肌や年齢肌への効果と、
それを使用したフェイスマッサージについて、ご説明しました。
このマカダミアナッツオイルは、自然派化粧品のお店や、手作り石けんや
手作りコスメの材料店で手に入ります。
価格も、一回の使用量から考えると高価なものではなく、
コストパフォーマンス良好なものが多いです。
年齢を重ねた乾燥肌は、たるみやほうれい線が出やすい肌質なのに、
化学的なものに敏感になってしまい、色々な成分が配合された
アンチエイジング化粧品がどれも合わず、使える化粧品が無くて困ってしまう人も多いようです。
そんな悩みにぶつかってしまったなら、あれもこれもと手を出すことを一旦ストップして、
一度自然派のコスメに立ち返ってみてはいかがでしょうか。