「スーパーフルーツ」という言葉が注目を浴び、
次々と美容効果の高い果物が出現していますが、
最近また新しい果物が出現し、話題となっています。
その名は、「マキベリー」。
あなたはこの名前、聞いたことがありますか?
このマキベリーは、セレブ注目のスーパーフルーツであることはもちろん、
アレルギー持ちの人にも大変効果が高い果物なのです。
今回は、このマキベリーについてと、アレルギーへの効果を勉強していきましょう。
マキベリーの特長、栄養について
マキベリーは、南米出身のスーパーフルーツです。
原産地はチリ、パタゴニアという寒冷地です。
収穫期は1月~3月という大変短い期間で、
しかも人工栽培がまだ進んでいないため、
出回っているのは野生種のみという希少なものなのです。
果実はブルーベリーのような大きさと色をしていますが、
ブルーベリーよりも色が濃く、黒っぽくも見えます。
そしてその果汁は、いかにも色素たっぷりな、赤紫色をしています。
このマキベリーは、原産地の人々は、昔から下痢止め、
抗炎症薬や解熱剤として利用してきたそうです。
科学的根拠がわからないうちから、
体感的にマキベリーが身体に有用なものとわかっていたのですね。
栄養成分としては、ポリフェノールが豊富だということが挙げられます。
それも、一種類や二種類ではなく複数の種類のものを、しかも豊富に含んでいるのです。
その量は素晴らしく、ポリフェノールの含有量で言うと、
あのアサイーボウルでおなじみのアサイーの5倍も含まれています。
特に、その赤紫色を呈するアントシアニンの一種、
デルフィニジンが多いことが知られています。
このデルフィニジンは、抗酸化作用だけでなく、
抗炎症や抗がん作用など、幅広い健康効果があるのです。
アレルギーとアントシアニン
このデルフィニジンを始めとするアントシアニンには、
高い抗ヒスタミン効果があることを知っていますか?
花粉症やアレルギー性鼻炎で知られるアレルギーは、
ヒスタミンという痒みの原因が出やすい体質のため、その不快な症状が出現するものです。
細かく見ると、ヒスタミンが活性酸素を出して細胞膜を攻撃して、
細胞そのものを破壊し、炎症を引き起こすために痒くなってしまいます。
そこで、マキベリーに豊富に含まれるアントシアニンを摂取すると、
アレルゲンが体内に入っても、ヒスタミンの放出を抑制するために、アレルギー症状が和らぐのです。
この日本には、スギなどが多い土地柄もあって、花粉症に苦しむ人や
アレルギー持ちの人が多く、アレルギーに対する意識はかなり高い方です。
そんな人たちにとって、マキベリーのアレルギー抑制効果は、まさに注目に値するものでしょう。
マキベリーについてはこちらの記事もご参考に!
日本でマキベリーを摂取するためには
そんな注目のマキベリーも、
生食できる状態で日本に入ってくることはほとんどありません。
先ほども説明したとおり、野生のものしか出回っていない上、
チリという日本から見て地球の裏側での収穫ですから、生で手に入りにくいのは当然ですね。
ですが、ご安心ください。
最近ではマキベリーのサプリメントも各メーカーから発売されていますし、
輸入食材店や自然食品店に行けば、
手軽に食べられるドライパウダーなんていうものも販売されているのです。
ヨーグルトにハチミツと一緒にかけて食べたりなど、普段の食生活に取り入れやすいのです。
これなら、簡単にマキベリーの抗アレルギー効果を得やすいですね。
まとめ
マキベリーがどんな果物かということと、その成分と作用、
アレルギーへの効果と、日本で摂取するためには
どんなものを選べばよいかについて、色々とご説明しました。
アレルギー症状のつらさは、なった人にしかわからないものですよね。
病院に通ったからと言って完治するものでもなく、
いくらつらくても熱や腹痛などとは違い、仕事を休むことも気が引けます。
ですから、アレルギー体質の人は、自分で対策を立てるしかないのが現実です。
そんなアレルギーの苦しみに悩む人に、
今回ご紹介したマキベリーを是非利用してみて欲しいなと思います。
手軽に食べられて、しかもつらい症状が緩和されるのですから、
一度マキベリーを試してみてはいかがでしょうか。