金属アレルギーにより肌のかゆみや腫れなどの症状が出て
紫外線から肌を守るための日焼け止めをしたいのに出来ない、
だからと言ってすっぴんの状態では、シミやソバカスをつくって肌が老化してしまいます。
金属アレルギーが発症する理由と金属アレルギーの人でも安心して使える日焼け止めをご紹介します。
金属アレルギーは何が原因?
金属アレルギーとは、ニッケル、水銀、コバルトなどの金属が、
汗や体液と混ざることにより溶けだしてイオン化することにより
体のたんぱく質と結合をしてアレルギーの原因となりかぶれやかゆみなどの症状が起きます。
そして、日焼け止めで金属アレルギーを発症してしまう原因は、
日焼け止めの成分の中の化学物質である紫外線吸収剤の性質にあります。
紫外線吸収剤が、紫外線を吸収すると吸収した光のエネルギーを
熱エネルギーに変換し外部へと放出するので、
その熱エネルギーにより皮ふの水分が蒸発してしまい乾燥を引き起こします。
乾燥することで肌を外部刺激から守るバリア機能が弱まり肌トラブルが起きやすくなります。
そして、薬事法で明確な定義がされていないのでオーガニックでも
メーカーによって認識も異なるので合成化学物が、使われていないとは限らないのです。
日焼け止めの色素として使われている酸化鉄の中にニッケルやコバルトなど
金属アレルギーを引き起こしやすい金属が含まれていることもあるので日焼け止め選びも注意が必要です。
安心な日焼け止めはこれ!
金属アレルギーの方が日焼け止めを安心して使うのに次のことに気をつけて選ぶと良いです。
肌に負担が少ないSPF10〜25の数値が低いもの、
無着色、無香料で界面活性剤や防腐剤など化学成分が少なくナノ粒子を使ってないものがおすすめです。
ビューラーも油断できない!
つけまつげは、エクステと違いまぶたにつけまのりを直接つけるので
毎日つけたりとったりする際に接着剤と一緒にまぶたの薄い皮ふの角質も剥がれ、
皮ふが敏感になりかぶれやかゆみといった症状を引き起こしてしまいます。
また、毛抜きやビューラーといった化粧品の道具にはニッケルが含まれていることが多いので
それが溶け出してイオン化して金属アレルギーを引き起こす原因になります。
一度金属アレルギーになってしまうと
その金属が含まれた化粧品の道具でアレルギー反応が出てしまうので使えなくなります。
そこで金属アレルギーの方でも使えるつけまのりとビューラーを紹介します。
アレルギーの出ないつけまのりでおすすめなのがアイプチアイプチPと言う商品です。
水を含んだコットンで簡単に落とせるので皮ふにも負担になりにくい商品です。
そして、ノンニッケルのビューラは、プラスチック製のビューラーです。
金属が含まれていないので100パーセント安心です。
それ以外にはオルビスのアイラッシュカーラーがおすすめです。
症状が出た時の対処法は?
金属アレルギーの症状が出たらすぐに身につけているアクセサリーを外します。
そして、全身性の金属アレルギーの可能性もあるので、症状が出てないところのアクセサリーも外します。
症状にもよりますが、一般的にステロイド軟膏を使えば約10日で皮ふの症状は治ります。
しかし、根本的には改善できません。
市販薬の中で刺激が弱いものとしてエマゼン軟膏があります。
皮ふの炎症を鎮める抗炎症治療薬にフルコートFがあります。
そして、金属アレルギーの種類を特定するために
金属アレルギーのパッチテストを病院で受けることです。
パッチテストは、皮ふ科または歯科で受けれますが、
金属アレルギーのことも詳しい専門医がいる病院でないと受けられません。
パッチテストの費用ですが、
保険適用の3割負担で受けた場合は、1500円以内の費用で済みます。
金属アレルギーの原因になっている金属が特定出来たらその金属を除去する必要があります。
アクセサリーであれば外せば良いのですが、歯の治療によって埋めた金属は、削って取り除く必要があります。
金属アレルギーになってから気楽にジュエリー楽しめなくなって… 買ったやつ、いつか娘にあげようと思って取ってあるけど。
— スパン (@supan_caall) June 29, 2017
んん?金属アレルギーなのかな?
ネックレスのチェーンが当たってた首周りが痛痒い(›´ω`‹ )
まるで日焼けした時のヒリヒリ感だ…— サンノワール (@kyudolove2) June 29, 2017
症状に苦しむ方はたくさんいます!
金属アレルギーについてはこちらの記事もご参考に!
コスメのどんな成分に気をつけるべき?
金属アレルギーで気をつけるべき成分は、日焼け止めに使われている紫外線吸収剤です。
発ガン性、アレルギーや炎症を引き起こしたり、ホルモン異常などの症状が出るリスクがあります。
また、ファンデーションなどに入っている酸化チタン、酸化亜鉛は紫外線に反応して活性酸素を発生させます。
その活性酸素により肌を酸化させて乾燥、シミ、シワなど老化などの原因にもなっておりアレルギーを引き起こしやすくします。
さらにナノ粒子化したこれらの成分は、肌の奥まで行き渡り発ガンの恐れも出てきます。
そして、クレンジング剤に使われている合成界面活性剤は、
肌のバリア機能である角質層や皮脂膜を溶かしてゆるめる性質があるため
肌の乾燥が進み敏感肌になりアレルギーを引き起こしやすくなるので気をつけるべき成分です。
逆に積極的に取り入れたい安心な成分は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、グリセリンです。
乾燥を防ぎ肌の水分をキープ出来る保湿効果がある成分です。
特におすすめなのがヒト型セラミドです。
まとめ
金属アレルギーとは、ニッケル、コバルトなど汗や唾液などと混ざることにより溶け出して
イオン化して体内のタンパク質と結合することにより発症してかぶれやかゆみなどを引き起こすことです。
日焼け止めに使われている紫外線吸収剤は、
肌の乾燥を進めてしまう特性があり肌のバリア機能低下させてしまいトラブルが起きやすくなります。
また、化粧品の道具であるビューラーやつけまのりなども
金属アレルギーを発症させる金属が含まれているので注意が必要です。
金属アレルギーを発症してしまったら直ぐに身につけているアクセサリーを外して
症状によりステロイド軟膏の弱いもの、強いものを選びます。
金属アレルギーに詳しい専門医がいる病院へ行き、
アレルギーの原因である金属は何かを調べるパッチテストをすることです。
場合によっては歯の治療によって埋めた金属が原因になっている場合は、
削って取り除くことが必要となってきます。