小さい頃、保育園や小学校で集団感染しやすい病気と言えば
麻疹、風疹、おたふく風邪、プール熱など様々なものがありますが、
その一つに水疱瘡という病気があります。
身体中にプツプツと水疱が出来て、ついつい掻きむしってしまうアノ病気です。
小さい頃に発症する場合と
大人になってから発症する場合では症状や予後も違いますが、
肌に水疱瘡の痕が残りやすい病気でもあります。
特に女性は痣や痕が気になるものです。
なるべく痕を残さずに綺麗に治す方法を考えていきましょう。
水疱瘡の症状とは?
まずは簡単に水疱瘡の症状についてお話していきましょう。
水疱瘡とは水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染する事によって発症する病気です。
まず代表的な症状としては突発性の発熱が出ます。
その後に全身に発疹が見られるのですが、その発疹は強い痒みを伴います。
そして時間が経過するとともに発疹はだんだんと増えていって、
やがては小さな水疱になり、潰れたり乾燥してくるとかさぶたになって、
およそ三週間程度でほとんど剥がれ落ちて治っていきます。
ただし、水疱瘡が治ったと言っても一度かかってしまうと
帯状疱疹ウイルス自体は体内にずっと潜んでいて、
大人になってからもストレスなどで免疫機能が低下している時などに
ウイルスの働きがまた活発となって、帯状疱疹として水疱瘡と同じような症状が皮膚に現れます。
水疱瘡は痕が残る?
水疱瘡は感染する病気ですので基本的には
小さい子供が保育園や小学校などにいる時に罹るのが90パーセントくらいと言われています。
予防接種を受けていると、罹っても軽度で済む場合がありますが、
子供達の健康状態によっては重症化する場合もあります。
免疫力が弱いと水疱が出来る数も多く、
なかなかポロリとは剥がれ落ちてくれません。
そうこうしている間も子供は水疱瘡の痒みが我慢できないので掻きむしります。
掻きむしって水疱が潰れてしまうと治りも悪く、後々まで痕が残りやすいという事です。
そんな場合は、触ることのできないように
ガーゼなどで患部を保護してあげましょう。
ただし、子供の場合は成長の過程で自然に少しずつ痕が消えていくことがありますが、
大人になってからの帯状疱疹は症状も悪化する場合が多く、治ってからも痕が残りやすいと言われています。
痕を消す方法
では、水疱瘡の痕はどうやって消せば良いのでしょうか?
ここでは単純に痕を消す為の方法だけご説明致します。
子供の頃になって大人になっても痕がしっかりと残ってしまったり、
大人になってから帯状疱疹になって痕が残ってしまった場合は美容整形が一番早い方法です。
仕事などでどうしても見た目にコンプレックスを感じてしまうようならば
多少は高いお金を払ってでも、美容整形で綺麗にする方が良いと考える人は多いようです。
でも、どうしても手術が嫌だという場合には、
化粧品で上手に消す事も可能ですが、毎日の作業になりますのでストレスは溜まっていくでしょう。
こちらの記事でも水疱瘡について詳しく説明しています。
痕を残さない対処法やその後のスキンケア
痕が残るかどうかは対処法によっては随分と変わってきます。
特に小さい子供の場合は予防接種をしているかどうかで、水疱瘡になった時も治り方が全然違います。
そして、もしも痕が残ってしまった場合でも方法によっては
成長期の肌の修復で綺麗さっぱりと痕が消えてくれる場合もあります。
即席での効果は見込めませんが肌の修復を促す方法はたくさんあります。
まず、簡単な方法は食事療法です。
小さい頃から意識して肌に良い食事をすれば、必ず良い効果が出るでしょう。
まず代表的なものと言えばコンニャクです。
コンニャクはセラミドの含有量が高くて肌にとても良い食べ物です。
他にもリンゴは子供達にとっても食べやすく、
皮にはポリフェノールが含まれているので、
なるべく無農薬の物を綺麗に洗って皮ごと頂くのが理想です。
リンゴは栄養価も高く、アンチエイジング効果もありますので
朝食に少しでも食べられるようにしてみましょう。
他にもダイコンは葉の部分にカロチンが豊富です。
このカロチンは体内でビタミンAへと変化します。
そうすると新しい細胞の増殖を促し、ニキビや吹き出物を防ぎ肌の状態を良くしてくれます。
まとめ
水疱瘡は小さい頃にかかりやすい病気です。
場合によっては治癒した後もたくさんの痕が残ってしまう場合もありますが、
なるべく早い間から食事療法など肌の活性化に努めて自然に痕が消えるようになるのが一番です。
確かに美容整形は綺麗になるでしょうし、
痕が残って人生が変わってしまうと言うのであれば、手術する方が良いと思います。
ですが、小さい頃から痕が残っても
なるべくそれがコンプレックスにならないようにするのが親の大切な役目だと感じます。