皆さんはミューズリーというものをご存知でしょうか?
グラノーラと似た大麦などの穀物とドライフルーツを合わせた食べ物ですが
グラノーラよりも血糖値の上昇が緩やかなので満腹感が長持ちして
非常にダイエットに適しているのです。
今回はこのミューズリーのダイエット効果
グラノーラとはなにが違うのかなど解説します。
ミューズリーってなに?
精製されていない複数の穀物にドライフルーツやナッツ等を加えたものの事です。
ミューズリーというと、「小鳥のえさ」としての方が良く知られていますが、
欧州では朝食の定番の一つとして食卓に登っています。
元々はスイスの羊飼いがアルプスのに登るときに、押し麦にナッツや
ドライフルーツを加えて携帯食料としたものです。
それを、1890年代後半にスイスのビルヒンベンナー博士が、
栄養価・利便性にも優れている事に着目して療養食として改良しました。
レシピは一般家庭に広まり、1920年代にはスイスのレストランの一般的なメニューになります。
その後、健康を重視する人たちから朝食用シリアルとして指示されるようになりますた。
「グラノーラ」との違い
ミューズリーよりも認知度の高い、グラノーラも大麦等の穀物にドライフルーツやナッツを加えた物の為、ミューズリーと混同される方もいると思います。
グラノーラは、ドライフルーツやナッツを加えた穀物にはちみつやメープルシロップ、
オリーブオイルなどを掛けて「オーブンで焼き上げます」。
この、オーブンで焼き上げる(加ねつする)か、(加熱)しないかが、
グラノーラとミューズリーの大きな違いと言えます。
ちなみに、味が良く食べやすいのは個人の好みも有りますが、
グラノーラの方が多くの人には食べやすく「美味しい」と思います。
ダイエットや健康に効果のあるミューズリー
ミューズリーの主原料であるオーツ麦には、水様性の食物繊維が豊富に含まれています。水様性の食物繊維は、糖の吸収を緩やかにする働きがある為に、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、水様性食物繊維には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善したり、
コレステロールの分解吸収を妨げる働きも有ります。
また、消化に時間が掛かり、血糖値が緩やかに下がるため、
満腹感が長時間持続して食べすぎの防止にもなります。
その為に、ダイエットに効果があるだけでなく、糖尿病や動脈硬化等にも効果があると言われています。
グラノーラよりもミューズリーの方が、ダイエットにより効果がある理由。
グラノーラには、甘味を加える為にメープルシロップが加えられています。
この甘味を得る為に使用されている、シロップなどに含まれる糖質が、血糖値の上昇に関係します。
また、主材料であるオーツ麦も炭水化物の為に、本来は血糖値の上昇を促します。
しかし、過熱されていない炭水化物は、血糖値の上昇を招かないと言われています。
つまり、過熱してあるグラノーラに含まれる穀物は血糖値を上昇させるが、
過熱されていないミューズリーの穀物は血糖値を上昇させないと云う訳です。
血糖値の上昇下降が、体内に脂肪を蓄えるメカニズムの重要なポイントである為に、
血糖値の上昇を抑えて緩やかにし安定した状態を保つことで、
体内の脂肪が蓄積されにくく、また消費されやすくなり。ダイエットの効果が期待できます。
こちらの記事でもミューズリーについて詳しく説明しています。
ミューズリーの美味しい食べ方
基本は、ミューズリーに牛乳を掛けて食べます。
本場のスイス等では、掛けた牛乳をミューズリーが吸収して柔らかくした方が食べやすい事から、
牛乳を掛けて10分程待って方食べます。
慣れてくると、ドライフルーツやナッツの甘味で十分美味しいと感じられるようになりますが、
加工食品の濃い味に慣れていると、甘味が無く味気ないと感じる事も有ります。
そのよう場合は、はちみつを掛けて甘味を自分好みに調整されると良いです。
私のお勧めは、ミューズリーに無糖のヨーグルトを掛けて、
バナナやプルーンなどの甘味の強い果物をトッピングして食べる事です。
まとめ
健康は、身体に良い食べ物で作られますので、身体に良い物を積極的に食べる事はとお手も大切です。
ですが、どんなに身体に良い物でも美味しくなければ続きません。
味の濃い食事に慣れていると、食材本来の味を感じる力が弱くなります。
ですが、慣れていけば、徐々に本来の味覚が戻ります。
一気に、健康的な食事に変えるのではなく、少しずつ自分が美味しいと思える範囲で
健康的な食事に変えていく努力をする方が、
一番の健康的で綺麗な身体を手に入れる近道ではないかと思います。