あなたはニキビ跡に起こる色素沈着に悩まされたことはないでしょうか。
この色素沈着によるシミは正しい対処をすることで消えることがあります。
また、色素沈着が起こるメカニズムを知ることで、防ぐこともできるでしょう。
そこで今回はニキビ跡に色素沈着が起こった場合の対処法、
そして、ニキビ跡に色素沈着が起こるメカニズムについて、ご説明していきます。
ニキビ跡に色素沈着が起こる原因とは?
色素沈着したニキビ跡のことを炎症性色素沈着といいます。
これ炎症性色素沈着は一切対処せずに、
そのまま放置していると、シミとなって、肌に残ってしまうのです。
このニキビ跡に色素沈着が起こる原因とは、一体何なのでしょうか。
ニキビ跡には「紫色」のニキビ跡、「茶色」のニキビ跡の二種類がありますが、
その二種類ともに同じ原因ではなく、それぞれ異なってくるのです。
「紫色」のニキビ跡の場合は、ニキビによる炎症によって、
肌の細胞や血管にダメージが与えられ、
その結果、毛細血管が壊れてしまうことが原因となっています。
そして、その毛細血管から流れ出した血液が、
皮膚の層である真皮に沈着したことによって、ニキビ跡に色素沈着が起きてしまうのです。
また、「茶色」のニキビ跡の場合は、
紫外線などの強い刺激をニキビ跡が受けてしまい、
メラニン色素が表皮に沈着したことによって起こるのです。
これはいわゆるシミと言われているものですね。
メラニン色素はもともと肌を守るものです。
アクネ菌が発生すると、体内で活性酸素を生成して、アクネ菌を排除しようとします。
身体を守るためにこの活性酸素は働いてくれるのですが、
この活性酸素が肌にとって悪いものなのです。
肌をその活性酸素から守るために、メラニン色素が生成されることになります。
その生成されたメラニン色素が、前述したように、表皮に色素沈着してしまうのです。
ニキビ跡の色素沈着にはターンオーバーが重要!
それではニキビ跡に起こる色素沈着の対処法としては
どのようにすれば良いのでしょうか。
茶色のニキビ跡の場合は、色素沈着が起こっているのが表皮の方なので、
肌の新陳代謝であるターンオーバーを利用して、シミを取り除くことも可能となっています。
このターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれ変わることです。
そのメカニズムとしては、肌の内部において、
新しい細胞が生まれ、その細胞が肌の表面に出てくるようになっています。
そして、新しい細胞が生まれたことによって、
古い細胞が垢として、肌からはがれ落ちるのです。
このターンオーバーを利用して、
シミが残ってしまった皮膚の細胞が落ちることで、取り除くことができるようになっています。
肌にとって重要なターンオーバーは、約28日周期で起こると言われています。
それは早くても遅くても肌にとってはダメなので、
周期が乱れることのなく、正常な状態を維持する必要があります。
それには睡眠をしっかりとる、規則正しい生活やバランスの良い食生活を送る、
ストレスを持たないなど、これらのポイントに注意してくださいね。
また、紫色のニキビ跡の場合は、
肌に残ってしまったシミを取り除くことは難しいと言われています。
それには真皮において、ターンオーバーが起こりにくいことも関係しています。
ニキビ自体を発生させないようにすることが、色素沈着を防ぐために必要な方法となりますね。
自然とターンオーバーを待つのではなく
ケミカルピーリングでターンオーバーを促し、にきび跡を改善する方法があります。
ニキビ跡についてはこちらの記事もご参考に!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
二種類あるニキビ跡の色素沈着ですが、
その色素沈着が起こるメカニズムを知っておくことで、予防することも可能でしょう。
例えば、茶色のニキビ跡の場合は、
紫外線によって引き起こされることになっています。
したがって、その原因となる紫外線を防ぐことも必要となってくるので、
その方法も考えなければならないのです。
また、ニキビ自体を発生させないことも、
色素沈着を防ぐことにもつながりますので、肌のスキンケアをしっかりと行いましょう。
以上のポイントに加えて、ニキビ跡に起こる色素沈着の対象法として、
ターンオーバーを利用することを忘れないでくださいね。
そして、ターンオーバーの周期を乱さないような生活を送ることも注意が必要です。