あなたはプロテオグリカンという言葉をご存知でしょうか。
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
このプロテオグリカンとは、美容に効果のある成分となっています。
健康食品や化粧品などにも利用されており、使用されたことがあるかもしれないですね。
そのプロテオグリカンがアトピー性皮膚炎の改善にも効果があると言われています。
そのアトピー性皮膚炎が改善されるメカニズムについて、ご説明していきます。
プロテオグリカンとは何?
プロテオグリカンとは、タンパク質と糖鎖が結合した状態のものです。これはヒアルロン酸やコラーゲンと一緒に、細胞外マトリックスを構成している成分となります。
細胞外マトリックスというのは、細胞の活動を維持するために必要なもののことです。
このプロテオグリカンは、皮膚、軟骨、骨、血管などに存在しています。
また、身体の内側に近い真皮層やコラーゲン繊維の間にも、プロテオグリカンの存在が確認されています。
このプロテオグリカンの主な効果としては、皮膚の保湿力、
ターンオーバーと言われる新しい細胞をつくる能力、
そして、ヒアルロン酸の結合力などがあると言われています。
この皮膚の保湿力は、ヒアルロン酸以上の効果があるそうです。
このプロテオグリカンによって、皮膚のハリ、弾力を保つとも言われています。
このプロテオグリカンは過去においては、牛の気管支軟骨から抽出されていました。
しかし、ながら、プロテオグリカン自体がとても希少なものであり、1グラムで3000万もしたそうです。
それほど高価なものを日常的に使用することはできないですよね。
そこで嬉しいことに、最近では日本のある企業の研究によって、
サケの鼻軟骨からこのプロテオグリカンを抽出できることが可能になったのです。
その研究のおかげで、化粧品や健康食品などにも利用されるようになってきたのです。
アトピー性皮膚炎にはターンオーバーの効果が影響?
プロテオグリカンを摂取することで、
アトピー性皮膚炎の改善にも効果があると言われています。
このアトピー性皮膚炎が改善するメカニズムとしては、
プロテオグリカンが持つターンオーバーの効果に注目していただきたいのです。
このターンオーバーとは、
前述したように、新しい細胞つくる能力のことを指していますよね。
ターンオーバーによって皮膚の新陳代謝が上がったり、
修復して再生する能力の向上、免疫力アップなどが効果として現れることになります。
また、このターンオーバーには、EGF様作用というものが関係しています。
EGF様作用によって、細胞が若返ることになります。
したがって、そのEGF様作用というものがターンオーバーを促すことにつながるのです。
このEGF様作用はプロテオグリカンを摂取することで働くことになりますので、
何も難しいことをしたり、考えたりする必要もないのです。
このプロテオグリカンが持つターンオーバーの能力が
アトピー性皮膚炎に効果があるとされています。
ただし、個人差があるみたいなので、
一概にアトピー性皮膚炎に効果があるとは言えないそうです。
それでも、一度試してみる価値はありそうですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
プロテオグリカンの基本事項から、
アトピー性皮膚炎を改善させるメカニズムについてまで、ご説明していきました。
プロテオグリカンは、皮膚を保湿したり、
細胞を新たにつくるなど、素晴らしい効果を持っています。
美容のためにも、必須の成分と言えるでしょう。
このプロテオグリカンという成分のことを、
今まで目にする機会もなく、知る機会もなかったかもしれないですね。
今回プロテオグリカンのことを知っていただけたと思うので、
自分自身の美容のために、そして、アトピー性皮膚炎を発症されているなら、
その改善のために利用してみてはいかがですか。
少なからず美容には、効果のあるものなので、
使ってみても、損をすることはないでしょう。