色素沈着はまつげ美容液によって目尻に起こることがある？

最近はまつげ美容液が人気のようです。
しかし、一方でまつげ美容液による副作用が問題となるようになってきました。

その中でも顕著なのが色素沈着で目尻の目立つ部分が黒ずんでしまい、
きれいになるためにまつげ美容液を使っているのに逆の作用となってしまうのです。

まつげ美容液とは？

まつげ美容液とは文字通りまつげをよりきれいに育成する為の美容液です。
普通の肌用の美容液がお肌にハリとツヤを与えるように、
まつげ美容液もまつげを太く長く育毛するために使われます。

これまでまつげを目立たせるにはマツエクと呼ばれるまつげエクステを装着したり、
マスカラを塗って厚みを出したりと、いわゆる装飾する事によって目立たせて来ました。

まつげ美容液はそれらとは違い、根本的にまつげを太く長く育成する為の物なのです。
ナチュラルメイクが人気の昨今は、まつげも自前で美しくという方向性が人気となっているようです。

また、髪や眉毛と同様にまつげが抜けるのが不安な方もいて、
その育マツとして使用しているという事も多いようです。

幼少のころなぜかまつげを抜いて遊んでいたせいでか、睫毛が一本も生えてない部分があって、淡い期待を抱きながらスカルプDのまつげ美容液を1ヶ月くらい使ってみたら、なんと　1ミリくらいの睫毛が数本生えた

— 米ゆた (@komeyutanpo2) February 25, 2016

まつげは顔のアクセント部分ですから気になる方は多いですよね。

まつげ美容液の中には元々は緑内障の治療薬である
「ビマトプロスト（プロスタグランジン）」という成分が使われている物があります。

この成分は緑内障の治療時には
まつげが伸びてしまうという事で問題になった成分なのですが、
その副作用を逆に利用してまつげ美容液に使用して製品化されたのです。

実際にまつげを生やしたり伸ばしたりする効果はかなり強いとの事なのですが、
その副作用として目の充血や目尻などへの色素沈着が高確率で発生してしまいます。

眼科医の方が治療した例として発信していますが、
この成分はさらに重症になるとまぶたがへこんだり、
まぶたに毛が生える事もあるとの事なのでちょっと怖いですね。

実際にこれらの成分が含まれたまつげ美容液を使った方によると
かなり育マツの効果は高いのは間違い無いのですが、色素沈着も出たようです。

あとね。ケアプロストレポ
まつげ美容液のびましたが!!!!
色素沈着&しみます

— chille (@_agree__) January 8, 2016

マイリー・サイラスみたいなギッチギチのフッサフサで黒黒しいまつ毛に憧れて、まつげ美容液毎日塗ってるけど、色素沈着が恐ろしい程に進行してる。なんかいい方法ないんかなー。

— カオル (@kaolu_ng) August 31, 2015

眼科医の方によるとこの成分を含んでいると、
ほぼ確実に色素沈着や目の充血が発生するようなのでさすがにいくらまつげが伸びるとは言え怖いですね。

特にこの成分は海外製品に含まれている事が多いようなので
分からずに買ってしまわないように注意が必要です。

更にこの成分は目に入ると角膜障害が起こるという報告もあるので
目が悪くなる可能性もあり、絶対に目に入らないように注意しましょう。

色素沈着についてはこちらの記事もご参考に！

国産のまつげ美容液の多くは
この「ビマトプロスト（プロスタグランジン）」と言う成分を使っていないという事で、安全と言われています

しかし、どれを買うにせよ、購入前に成分を確認する事が大切です。
「ビマトプロスト（プロスタグランジン）」が含まれていない国産のまつげ美容液は
コラーゲンや色々な植物エキスを使ってまつげが健康に育つ環境を整えるという発想で作られている物が多いようです。

これらのまつげ美容液はまつげの健康を維持するという意味では良いのですが、
「ビマトプロスト（プロスタグランジン）」を使った場合のようにまつげが劇的に伸びると言う事はありません。

変化の激しい物は身体に負担を掛けますから、
変化が緩やかな物の方が安全であるのは当然なのですが、
やはりくっきりとした長いまつげにあこがれる方にはちょっと物足りないとされる事が多いようです。

そんな中で今人気があるのが「リバイブラッシュ」というまつげ美容液で、
これには「キャピキシル」という成分が含まれています。

この成分はいわゆる育毛剤に使われている成分で副作用が無いとされているのです。

まつげ美容液を使って目尻が色素沈着で黒くなってしまって、
まるで疲れた人のように見えるという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は慌てずにその原因であるまつげ美容液の使用を止めましょう。

健康な20代前後の方なら肌の完全なターンオーバーに28日程掛かります。
その間肌ケアを色素沈着した部分に重点的に行い、
ビタミンCなどを多く摂取して肌の生まれ変わりを手助けしてあげてください。

もしそれで1ヶ月以上経っても色素沈着が取れない場合は
皮膚科か眼科の医師に相談した方が良いかもしれません。

ともかく症状が進んで本当に深刻な事態になる前に使用を中止した方が良いでしょう。
中には「ビマトプロスト（プロスタグランジン）」配合のまつげ美容液を使っても
色素沈着が起こらなかったという方もいらっしゃるようですが、
他の症状もありますので、利用する場合はくれぐれも注意してくださいね。