2015年9月28日はスーパームーンでした。
どうだったでしょうか?

素晴らしい大きな月を見る事は出来ましたか?
古来から満月は女性の生理
ホルモンバランスに密接に関わっていると言われています。

では、実際にはどの程度影響があるのでしょうか。
人それぞれの体験とその仕組を調べてみました。

スーパームーンとは

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月は地球の周りを巡っています。
そしてその地球を巡る時の距離は同じではありません。

その為、月が地球から一番近い日と、月が地球から一番遠い日がある訳です。
そして月が地球から一番近い日に満月の時期が重なった時、
それをスーパームーンと呼ぶのです。

単に大きな月と言えば、人間の目の錯覚の為、
月の大きさは周囲の比較対象物によって捉えられ方が違い、
大きく見える時と小さく見える時がありますが、
このスーパームーンはそんな単に月が一番大きく見える日という事ではなく、
実際に月が一番地球に近いせいで大きく見える満月の日の事を言うという訳ですね。

ご存知の通り、地球上の汐の満ち干きは月の重力の影響による物です。
そんな月の最接近です。

パワーとしても一番地球に大きく影響を与える日である事は間違いないでしょう。
更に満月は月と太陽の配置が、完全に地球を中心に直線で並んでいる状態です。

つまりスーパームーンの日は、
太陽と月で地球を引っ張り合っているような状態になると思って良いでしょう。

スーパームーンとホルモンバランス

女性のホルモンバランスはそのまま生理の周期を意味します。
女性ホルモンの分泌の多少によって生理の時期が決まるからです。

そして女性の生理には
月の満ち欠けが大きく影響していると昔から言われています。

それは海の汐の具合が月の位置である月の満ち欠けに左右されているように
人間の体の8割となる水分が月の重力の影響を受けるからだとされています。

現在は生理の周期が月の満ち欠けに
完全に一致しているという人ばかりではないと思いますが、
昔は女性の生理は月の満ち欠けとほぼ一致していたとさえ言われています。

今でも、出産は満月と新月に多いと言われています。
考えてみれば満月の時は体内の水分が膨張し、
新月の時は足元に引っ張られる訳ですから至極当たり前の事なのかもしれません。

実際にスーパームーンの影響を受けたという人も見受けられます。


スーパームーンの日はただでさえ体内の体液の状態がおかしくなるので、
運動とかはお休みして、あまり活動的にならずに過ごした方が良いのではないでしょうか。

お風呂でアロマを焚いて静かにリラックスするのもオススメです。

生理中の場合はお部屋で落ち着ける音楽を聴いたり
自分流のリラックス方法を見つけましょう。

外的要因によるホルモンバランスと生理

生理がどの状態になるのかは2種類の女性ホルモンの量が
増減する事によって決まります。

ホルモンの量は血中濃度として管理されているのですが、
外的要因で血液の状態が変化すると、それは異常として捉えられ、
急遽ホルモンを補ったり、減らしたりします。

例えば脱水症状を起こしている場合など、
血液濃度は濃くなり、実際には普段通りのホルモン量であっても
普通よりホルモンの量が多いと感じてしまうという訳です。

これは脱水症状まではいかなくても
水分をあまり摂らない食生活を送っている場合でも同じで、
ホルモンが常に不足している状態で正常と判断され、
生理が遅れがちだったり、逆に早く来すぎたりと、生理不順になってしまうのです。

そして気圧の変化でも同じような事が起こる事が知られています。
スーパームーンもそのような外部の要因による
ホルモンバランスの変化だと考えれば
むしろ影響があるのが当たり前と言えるのかもしれません。

生理についてはこちらの記事もご参考に!

ルナティックという言葉

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海外では狂気を満月によるものと考えられていた事がわかるのが
このルナティックという言葉です。

狼男の伝説も満月の夜に変身するとされていて、
満月は人の精神に大きな影響を与えると考えられています。

実は人間の脳は脳漿と言う体液に満たされた中に
半ば浮かんでいるような状態にあります。

その為、満月になれば脳の状態も不安定になると考えれば
それもおかしな事ではありません。

また、そんなに直接的でなくても、
前述した通りホルモンバランスがおかしくなってしまう事で、
精神状態が不安定になる事も当然あるでしょう。

考えてみれば心臓だって液体に満たされています。
鼓動が不安定になれば体全体の状態もおかしくなってしまいます。

という訳で、スーパームーンの夜は
静かにお月見をするぐらいが一番良いのでしょう。

コンサートやお祭りなどの激しいイベントは
ある意味危険な日と言って良いかもしれません。

満月を美しいと感じるのは、
じっくり眺めて静かに過ごしなさいと言う自然の摂理なのかもしれません。