低温火傷、というのをご存知でしょうか。
高温の油や熱湯でなくても火傷することがあるのです。

ホットカーペットの注意書きにも書かれていたりしますが
他にもカイロやコタツ、電気ストーブ、湯たんぽなども注意が必要です。

どのアイテムも寒い時期に活躍してくれる
優秀なアイテムですが、
気付いたら低温火傷になっていた、という人も多いです。

身近なアイテムだからこその油断もあると思います。
ひどくなる前に、対処法を見付けておきましょう。

低温火傷とは?

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低温火傷は基本的に、
熱湯などで火傷した時と似たような症状です。
重症度によっての違いもよく似ていて軽ければ、
赤くなってヒリヒリとした痛みがあり水ぶくれが出来て腫れてしまったりします。

重めになると細胞が壊死してしまうので、白くなります。
痛みを感じないレベルになると
痕が残るほどの重症度だと覚えておきましょう。


カイロにも書かれている様子。


ホットカーペットなどで
長時間転がっていると母に怒られたりしませんでしたか?

温度が低いものは、
油断して長時間肌に当ててしまう傾向にあります。

ゆで卵を想像するとわかりやすいかもしれません。
熱湯に近い外側からどんどん熱が伝わっていき、
最終的に中心まで熱が伝わります。

人間の肌も同じで、皮膚の下の脂肪細胞まで熱が伝わると
皮膚よりも血液量の少ない深部は冷やされにくいため火傷を起こします。

低温火傷の怖さについても語られている動画はこちらです。

皮膚移植となるとお財布も痛手を負います。

低温火傷については、こちらの記事でも詳しく説明しています。

軟膏による治療

皮膚に赤みがあり、軽い低温火傷であれば、
患部を十分に冷やして非ステロイドタイプの軟膏を塗れば、痕も残らず治せます。

しかし、気付いた時には
水ぶくれが出来ていることが多くその場合は軟膏ではなく、
キズパワーパットなどのハイドロコロイドや
白色ワセリンで湿潤治療を行うのがベストです。

痛みを感じない、重症の低温火傷の場合は
迷わずすぐに病院へ行きましょう。
軽度であっても広範囲に
火傷を負っている場合も受診するのが一番良いです。

皮膚科では治療薬として
エキザルベという軟膏を処方される場合があります。

とても古くから使用されている信頼ある軟膏ですが、
皮膚を薄くしてしまう副作用もあり注意も必要です。

エキザルベの次に処方されることの多い、
プロスタンディンという軟膏はエキザルベよりも副作用が少ないようです。

しかし、副作用についての注意もありますので、気を付けておきましょう。

どちらも皮膚科を受診すると
子供の患者さんであっても処方される軟膏です。

アトピーや床ずれなどの皮膚疾患全般的に効果があります。
清潔にした患部へ数日間塗って使用します。

ソフラチュール

耳馴染みのない単語かと思いますが、医療材料のひとつです。
ガーゼのようなもので、美容外科などでも使用されることが多いです。

素材はコットン、無水ラノリン、白色ワセリン、硫酸フラジオマイシン。
無水ラノリンはクリームの基材で、硫酸フラジオマイシンは殺菌成分です。

低温火傷の治療として病院でも使用されることが多いようですが、
これを嫌う医師もいます。
考え方次第ですが、どちらかというとこれを使用するのは古い治療法のようです。

古くから使用されているので
まったく効果がないものでもありません。

清潔にした患部へ貼り、
上から軟膏を塗ったりしてガーゼで覆って使用します。

ただ、最近新しく浸透しはじめた湿潤療法とは
真逆とも言える治療法ですので使用するかどうかは最終的に個人の判断でしょう。

低温火傷にならないために


使用アイテムの素材に気を遣う方も。

使用するアイテムには必ず説明書が付随しています。
その注意書きを読み、正しく使用することが大前提です。
あとは直接皮膚に当てない、寝るときは使用しない、というのも有効です。

低温火傷の原因で多いのが、
うっかりコタツで寝てしまった、とか
ストーブの前でうたた寝をしてしまった、という理由です。

気持ちよくて眠くなる気持ちもわかりますが、
目の前の気持ち良さを優先して、一生残る痕にならないよう気を付けましょう。

まとめ

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医療は常に進歩しています。
そのため、治療法については考え方が真逆の医師もいますので、
セカンドオピニオンを活用し、自分で納得できる方法を見付けましょう。

主治医はとても大切な存在ですが、自分の体も大切です。
じっくり考え抜いた方法で、きちんと労わってあげましょう。