水仕事をよくする主婦をはじめ、
仕事で水をよく使う場合手が乾燥して炎症することがあります。

これによって症状が出てくるのが手湿疹ですが、
その手湿疹に液体絆創膏が効果があるとされています。
では、液体絆創膏とはどういったものなのでしょうか?

液体絆創膏とは?

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絆創膏=肌色のテープにガーゼがついたものをイメージしますよね。
絆創膏のイメージはそういったテープのイメージが強いので、
液体絆創膏と言われるとなかなかイメージがわきにくいと思います。

液体といっても水のようではなく、
接着剤のアロンアルファのような感じをイメージしてもらうのが一番です。

アロンアルファのような液体が傷口をふさいでくれるので、
かさぶたが出来る前にかさぶたのような働きをしてくれるのです。

通常の絆創膏だと水仕事などをしてしまうと
はがれたり水が入ってきて傷がしみたりすることがあります。

ですが、液体絆創膏は傷に密着しているためはがれることもないですし、
水がしみこんでくることもないのです。

さらに液体絆創膏は、傷が出来たらすぐに傷をふさいでしまうため
水分だけではなく雑菌なども入ってこないようにすることが出来るのも特徴です。

一度塗ってしまえばはがれてしまうこともほとんどないため、
通常の絆創膏のように張替をする手間もないのです。

液体絆創膏は手湿疹に効果的?

液体絆創膏は、切り傷などの浅い傷に使用することが出来るものです。
その液体絆創膏は手湿疹にも効果的なのです。
そもそも手湿疹とはなんでしょうか?

手湿疹は主婦湿疹とも呼ばれるもので、
水をよく使用する人の手が炎症を起こして、
湿疹が出来てしまう皮膚の病気のひとつです。

症状としては、とにかく手の水分がなくなり、
指も手のひらもすべて乾燥してしまいます。

さらに乾燥だけではなく、湿疹が出来てしまうのが手湿疹です。
手に出来た湿疹はかゆみがあるのも特徴です。

さらに、乾燥から指の関節がぱっくりと割れてしまうのも手湿疹の特徴でもあります。

手湿疹の手に出来る湿疹だけであれば液体絆創膏は効果がありませんが、
乾燥から割れてしまった関節の傷をふさぐのに液体絆創膏は効果的なのです。

関節に普通の絆創膏をはると、
どうしても関節を動かすたびに絆創膏がずれてしまいます。
さらに、手湿疹になる人は水仕事をする人が多いので
絆創膏だとはがれてしまうことも多いのです。

そのため、傷に密着し水が入らず水ではがれない液体絆創膏は
手湿疹の関節に出来たぱっくり割れに効果的なのです。

液体絆創膏の使用感は?

では、液体絆創膏の使用感はどうなのでしょうか?
まず液体絆創膏を使うにあたって覚悟しなければいけないのは、塗る時とても痛いということ。

当たり前ですが傷口に液体をつけるため、それが傷にしみて痛いです。
ですが、これさえ我慢してしまえばその後の痛みはありません。

特に、絆創膏のはがれやすい手の指の関節などに使うことが多いですが、
指になじんでくるまでは関節を曲げる時に違和感を感じることもあります。

ですが、ぴったりと傷に密着してしまうので
普通の絆創膏のようなズレを感じることはありません。

ただ、固まってしまうため、はがす時に傷が引っ張られて
痛みを感じることもありますが、予めアルコールなどでやわらかくしておけばはがすのは簡単です。

こちらの記事でも手湿疹について詳しく説明しています。

どんな液体絆創膏があるの?

液体絆創膏は、手湿疹など浅い傷に使用することが出来るのが特徴です。
では、液体絆創膏はどういったものが売られているのでしょうか?
市販の液体絆創膏をご紹介していきます。

コロスキン

東京甲子社から販売されているコロスキンは、
11mlで税抜き880円となっています。
ネットなどでも液体絆創膏の中で評価が高いです。

サカムケア

小林製薬から販売されているサカムケアは10gで税抜き850円です。
液体絆創膏の多くはチューブ式で自分の指などで塗るものがほとんどですが、
サカムケアはハケがついていて塗りやすいというのが特徴です。

アーチスキン

大正製薬から販売されているのがアーチスキンです。
10グラムで税抜き440円とそのほかの液体絆創膏よりも安いのが特徴です。

まとめ

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液体絆創膏は、特に関節などに出来た傷に効果的に使用することができます。
ただし、液体絆創膏の注意事項にも書かれていますが深い傷や化膿している傷、
粘膜部分や目の周りなどには使わないことが重要。

深い傷の場合、液体絆創膏の成分が傷の奥深くに入ってしまい、
最悪手術で取り出さなければいけないこともあるため、
必ず使用上の注意は守るようにしてください。