やけど虫という虫をご存知ですか?
毎年夏になるとニュースになったりするので知っている方もいるかもしれませんが、
この虫は触ったり潰したりすると毒を出します。

その痕がやけどのようになるのでやけど虫と言うのですね。
この虫への対策としてアロマが有効と言われています。

やけど虫とは

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正式名は「アオバアリガタハネカクシ」という虫で、
夏に良く見掛けるどこにでもいる小さな虫です。

頭の形が蟻に似ていて、普段は湿った土を好んで石の下などにいるようです。
体長は6mm程度、頭は蟻に似て黒いのですが、胴体はオレンジ色で目立ちます。

身体のフォルムはどちらかと言うとハサミムシに似ていますね。
この虫は実はあの嫌なウンカやヨコバイなどの
農業害虫を食べてくれる益虫でもあるのですが強い毒を持っているので一般的に嫌われています。

ちょっと噛まれたり刺されたりするとやけどのような炎症を起こしてしまい、
放っておくとそれが広がってしまうので
その部分や触った手などもきれいに洗ってしまう必要があります。

体液にもその毒が含まれているのでうっかり潰してしまうと大変です。
まるで大やけどをしたように炎症が広がってしまいます。
その毒が付いた手で目を触ったりすると失明の危険もあるとされている、
取り扱い要注意の虫なのです。


実際に見るとかなりちっちゃいですよね。

やけど虫対策

このやけど虫、夏場は普通の虫と同じように明かりに集まる習性が発現する為、
家に来訪したりする事があります。

「呼んでないよ!」と言っても相手は虫なので理解は得られません。
向こうからしてみれば明るいから呼ばれていると思った、という事になるのです。

このやけど虫は殺虫剤があまり効かないタイプの虫なので、
その対策としては消極的な防御のみとなってしまいます。
網戸や虫よけ(蛾用が良いようです)で防御するのは当然の事として、
夜に付ける明かりを白色光や紫外線を含まない物に変え、黄色い光にするとあまり来ないようです。

明かりを替えるのは面倒だという場合は
窓に紫外線を通さないフィルムを貼ると良いでしょう。

積極的な方法としては誘蛾灯などの設置が効果があるようです。
とは言えこのやけど虫は人間に対して攻撃的な虫ではないので、
うっかり寄ってきたら外へ追い出す程度でもあまり問題はありません。

一見羽が無いように見えますが、
ハネカクシの名前で分かるように隠れた羽があるので高い階でも訪問の危険があります。

虫対策についてはこちらの記事もご参考に!

やけど虫とアロマ

やけど虫にはアロマが効果があるという話があります。
アロマに含まれる植物、特に樹木のフィトンチッドは
虫全般に効果があるのでそれを考えての事でしょう。

また、暗い中にアロマキャンドルだけが灯っている状態だと
虫はそっちに誘導されて自分から焼け死んでくれます。

ちょっと気の毒ですね。
ただし、アロマキャンドルは火を使うので、取り扱いにはくれぐれも注意してください。

虫を避けようとして火事を起こしては意味がありません。
管理出来る範囲で使うようにしましょう。

夜部屋が明るい時間にキャンドルを灯してその香りを充満させておく事で
やけど虫が嫌って入って来ないようになるという事は十分考えられるので
使い方としてはその方法が良いでしょう。

見た目にもおしゃれでリラックス効果もありますね。
寝ている間に灯しておくのは危険なので避けた方が良いと思われます。

やけど虫による炎症の治療

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やけど虫による炎症への対処は本物のやけどの扱いとほとんど同じで良いとされています。

やけど虫に触れた、またはうっかり潰してしまった場合は、
急いで流水で洗い流し炎症を抑える薬を塗りましょう。

やけど虫の毒は効果が続く毒なので、
付着している限りずっと炎症を起こし続けます。

必ずきれいに洗ってください。
もしその腫れ方が酷いようなら皮膚科で治療をしてもらいましょう。
死体だから安心とか卵を見付けたから捨てようとか思ってむやみに触らないようにしましょう。

やけど虫は卵の時点で既に毒があります。
残留を続ける毒なので当然死体にも毒が残っています。
ティッシュなどで間接的に排除するようにしてください。